農林環境専門職大学短期大学部2年制生産科学科

農林業生産のプロフェッショナルであるとともに、農山村の地域社会を支えていくことができる人材を育てます。

栽培コースCultivation course

栽培コースは
1年次後半(秋期)から
「野菜」「花き」「茶」「果樹」に
分かれて実習・講義を行います。

野菜専攻

静岡県で生産される野菜
(トマトやイチゴ、メロン、
レタス、ネギ等)の
生理・生態、栽培技術、
加工流通などを学びます。

1年次

後半

  • 土壌肥料・植物栄養学
  • 野菜栽培
  • 植物保護
  • 農業経営
  • 圃場実習Ⅰ(野菜)

2年次

前半

  • GAP演習
  • マーケティング・販売演習
  • 圃場実習Ⅱ(野菜)
  • 大型機械実習

後半

  • 企業実習
  • 流通加工論
  • 先端栽培技術
  • 環境保全型農業論
  • プロジェクト研究
  • Point
  • 2年次の企業実習では先進的な野菜の農業法人等で2か月間の実習を行い、
    実践技術を学びます。
担当教員からのメッセージ
理論に基づいた栽培法を学び、
即戦力を目指して
楽しく技術の修得を
していきましょう!
本実習では静岡県で栽培されている野菜栽培の実習を中心とした授業を展開します。一口に野菜といってもキャベツやレタスといった葉物野菜から、イチゴやトマトなどの果菜類など多種多様であり、栽培方法も大きく異なります。さらには気温や降水量、日射量といった気象条件にも大きく影響されます。実習を通じて、理論に基づいた効率的な栽培法を学ぶと共に、農業界の「即戦力」になるような人材に成長するための技術の習得を目指します。一緒に野菜栽培を楽しみましょう!

坂口良介講師

坂口良介講師
Ryosuke Sakaguchi

担当科目圃場実習Ⅰ、Ⅱ(野菜) 他

Profile
これまで主に野菜の普及指導に従事。青年海外協力隊として、パラグアイに赴任し、野菜栽培や土壌分析の指導の経験を持つ。常に現場に足を運び、レタス機械化体系推進やネギの土壌改良等、産地の課題解決に取り組む。

花き

静岡県内の主要品目である花き
(バラ、ガーベラ、鉢物等)の
生理・生態、栽培技術、
販売や出荷調製方法などを
学びます。

1年次

後半

  • 土壌肥料・植物栄養学
  • 花き栽培
  • 植物保護
  • 農業経営
  • 圃場実習Ⅰ(花き)

2年次

前半

  • GAP演習
  • マーケティング・販売演習
  • 圃場実習Ⅱ(花き)
  • 大型機械実習

後半

  • 企業実習
  • 流通加工論
  • 先端栽培技術
  • 環境保全型農業論
  • プロジェクト研究
  • Point
  • 2年次の企業実習では、先進的な花きの農業法人等で2か月間の実習を行い、
    実践技術を学びます。
担当教員からのメッセージ
花の生理生態を理解し、
栽培、開花調節、
出荷調製技術を
学んでいきましょう!
本科目では切花に用いる種類と鉢物・苗物に用いる種類を扱います。切花では静岡県で生産されている主要切花のうち、木本性植物ではバラ、宿根性ではガーベラ・カーネーション、種子繁殖性ではトルコギキョウ等を扱います。鉢物・苗物では洋ラン類、観葉植物、鉢花、花壇苗等を扱います。各品目の生理生態を理解した上で実際に栽培し、開花調節技術や栽培管理、出荷調製方法を学び、各品目の苗作りから収穫までを自らが管理することで、実際の作物生産を体験します。

五十右 薫講師

五十右 薫講師
Kaoru Imigi

担当科目圃場実習Ⅰ、Ⅱ(花き) 他

Profile
これまで花き担当の普及指導員として県西部地域のバラ・ガーベラ・キク・トルコギキョウ等の生産振興に携わる。また、農林大学校・農林技術研究所においても一貫して花きの教育・研究開発に従事。

静岡県が産出量日本一を誇る
「お茶」について、
摘採や防除などの
栽培基礎、加工(製茶)、
流通販売などについて学びます。

1年次

後半

  • 土壌肥料・植物栄養学
  • 茶栽培
  • 植物保護
  • 農業経営
  • 圃場実習Ⅰ(茶)

2年次

前半

  • 企業実習
  • 圃場実習Ⅱ(茶)
  • 大型機械実習

後半

  • 流通加工論
  • GAP演習
  • 先端栽培技術
  • 環境保全型農業論
  • マーケティング・販売演習
  • プロジェクト研究
  • Point
  • 2年次の企業実習では、先進的な茶の農業法人等で2か月間の実習を行い、
    実践技術を学びます。
担当教員からのメッセージ
茶葉の生産技術と、
管理作業は世界最高水準。
世界に誇る技術を、
修得しましょう!
緑茶、紅茶、烏龍茶は、加工方法の違いによるもので、原料となる茶葉は全て茶園から収穫されます。茶の生産量は中国とインドが多くを占め、日本は9位にとどまっています。しかし、日本には髙い茶葉生産技術があり、茶園管理作業については、各国とも日本を目指しているのです。本実習では、世界で最高水準にある日本国内の茶葉生産技術を習得するとともに、加工技術を学びます。また、茶道体験を通じて、茶の文化としての魅力についても理解を深めていきましょう。

中野敬之准教授

中野敬之准教授
Takayuki Nakano

担当科目圃場実習Ⅰ、Ⅱ(茶) 他

Profile
長年、茶生産技術研究に従事し、枝条管理技術、気象災害、省力化など多岐に渡り、多くの論文を執筆。地球温暖化などの世界的な気象変動が及ぼす影響について、農業を通じた対応策を講じることを考えている。

果樹

静岡県の主要果樹である
柑橘、梨、キウイフルーツなどの
生理・生態、摘果剪定・技術、
収穫・販売加工などを学びます。

1年次

後半

  • 土壌肥料・植物栄養学
  • 果樹栽培
  • 植物保護
  • 農業経営
  • 圃場実習Ⅰ(果樹)

2年次

前半

  • マーケティング・販売演習
  • GAP演習
  • 圃場実習Ⅱ(果樹)
  • 大型機械実習

後半

  • 企業実習
  • 先端栽培技術
  • 環境保全型農業論
  • 流通加工論
  • プロジェクト研究
  • Point
  • 2年次の企業実習では、先進的な果樹の農業法人等で2か月間の実習を行い、
    実践技術を学びます。
担当教員からのメッセージ
人生は
ロング・スロー・
ディスタンス!
果樹生産の現場では、果実のならせ方や枝の配置が、その年だけでなく翌年以降の生育に影響を与えるため、将来を見越した樹の生育の見極めが重要です。本コースでは、果樹栽培全般を理解するため、温州ミカンや中晩生カンキツ(不知火、はるみ)などの常緑果樹や、ナシやキウイフルーツなどの落葉果樹における生理・生態、栽培管理(摘果・収穫)、貯蔵方法について学びます。人生は、ロング・スロー・ディスタンス。息の長い果樹栽培の経験を通して、自ら人生を切り開き、社会にインパクトを与えられる人材の育成を目指します。

山家一哲講師

山家一哲講師
Ittestu Yamaga

担当科目圃場実習Ⅰ、Ⅱ(果樹) 他

Profile
博士(農学)。専門分野は果樹園芸、ポストハーベスト、環境保全。園芸学会、日本食品科学工学会に所属。「人は食べたものでできています。食を支える仕事に誇りと自信を持ち共に励みましょう。」