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より高い技術と経営マインドを持った農林業者を養成する。

Message学長メッセージ

本学は、令和2年(2020年)4月に農林畜産業に関する教育・研究分野における全国初の専門職大学および専門職短期大学部として、開学いたしました。明治33年(1900年)に端を発する静岡県立農林大学校を母体とし、約120年の長い歴史を継承する大学です。
 本学の学びのキーワードは、「高度な実践力」と「豊かな想像力・創造力」です。農林畜産業の持続的な発展のための人材育成を目標とし、高度な生産技術に加えて、農林畜産物の加工、流通、販売、経営など実学を学びます。さらに、農山村地域の環境、伝統、文化についても学ぶ実践的なカリキュラムが特徴です。
 静岡県は、世界に誇れる有力な産業を多く有するとともに、高品質で豊かな農林畜産物を生産する農業県でもあり、次世代の農林畜産業への取り組みも積極的に行っています。また、首都圏や中京圏などの大消費地にも近く、道路や鉄道などの日本経済の動脈となるインフラも整っていることから、農林畜産業をビジネスとして成立させるための学びの場として、本学はあらゆる面で恵まれています。

農林畜産業は、食糧、資源、エネルギーを生み出す重要な基幹産業であり、人類の存続に貢献します。現在、地球規模の最大の課題として、温暖化が挙げられます。温暖化は、ただ単に気温や海水温が上昇するだけでなく、高温、干魃、集中豪雨、季節外れの台風といった気候変動や害虫の増加など生態系の撹乱を引き起こします。特に、近年の急激な気候変動は、作物の不稔などにより水稲や果樹の生産量が大きく減少するなど農林畜産業に大きな負の影響を及ぼしており、食糧の安定供給に対しての危機感が高まっています。したがって、農林畜産業に従事し、持続的な経営を行っていく人材の養成は日本全体の持続的発展に不可欠です。本学は、持続的な農林畜産業の発展にチャレンジできる次世代の人材育成に教職員一同、力を注いで参ります。

Profile
1983年東京農工大学農学部林産学科卒業
1985年東京農工大学大学院農学研究科林産学専攻修士課程修了
1988年東京農工大学大学院連合農学研究科資源・環境学専攻博士課程修了
農学博士
北海道大学農学部、東京農工大学農学部に勤務。パリ高等師範学校・フランス政府派遣博士研究員。2011年から2023年まで東京農工大学大学院連合農学研究科・研究科長、2020年から2025年まで東京農工大学農学部長・農学府長・農学研究院長、2025年から東京農工大学名誉教授、客員教授、農学部・農学府産学官連携研究員。2026年4月に本学学長に就任。
2001年国際木材科学アカデミー(IAWS)フェロー、2003年日本木材学会賞、2007年生態工学会賞、2020年日本農業工学会賞、2024年紙パルプ技術協会賞、2025年日本農学賞、読売農学賞など、数々の賞を受賞している。
日本木材学会・会長、日本森林学会・理事、生態工学会・会長、セルロース学会・評議員、日本木材加工技術協会・理事、木材保存剤等審査会・理事などを務める。その他、文部科学省:大学設置・学校法人審議会(大学設置分科会)専門委員(農学専門委員会主査)、デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業選考委員会委員、独立行政法人大学評価・学位授与機構:国立大学教育研究評価委員会専門委員、日本学術振興会:科学研究費委員会専門委員、特別研究員等審査会専門委員、国際事業委員会書面審査委員、人事院:試験専門委員など多くの政府系および国立大学法人委員を務めている。