Teacher教員紹介

准教授 (Takeshi Nakane) 短期大学部

  • 学位

    学士(農学)

  • 主な授業科目

    総合実習、県内農林業事情、圃場実習Ⅰ(野菜)、作物栽培

  • 研究テーマ

    野菜園芸、鮮度保持、品質評価、非破壊品質評価、作物栽培

やってきたこと、そしてこれから

農林大学校
1 園芸学科野菜コース1年生、2年生指導
2 主な指導作物
 ①露地野菜 スイートコーン、かぼちゃ、オクラ、
       エビイモ、ブロッコリー、レタス、
       カリフラワー、ナス
 ②施設野菜 温室メロン、パプリカ、ホウレンソウ、
       水菜、カブ
3 先進経営研修(農家実習)指導
4 卒業指導 園芸学科野菜コース2年生
5 オランダ派遣研修指導
  1年生希望者26名と10日間オランダの農業を視察し
  てきました。
  小さな国の大きな農業に、みんな驚かされました。

品質研究
「エチレンによる成熟処理が温室メロン‘アールス・フェボリット’の追熟日数と香気成分に及ぼす影響」
 温室メロンの「食べ頃」時期における食味および品質の向上を図るため、貯蔵方法とエチレン処理による追熟処理技術について検討しました。
1 貯蔵温度
 ・温室メロンでは貯蔵温度20℃、25℃で、「食べ頃」
  以前にエチレンが発生します。
2 エチレン処理
 ・エチレン処理方法は貯蔵開始1日後、処理濃度100ppm
  以上の処理が適します。
 ・温室メロンではエチレンを処理することにより、肉
  質、香りの強さ、甘さが向上します。

品質研究
「静岡特産シャキシャキ野菜の高品質生産・流通技術」
~葉ショウガ、エシャレット、セルリーの課題と対応策~
 葉ショウガ、エシャレットの、鮮度保持条件と品質との関係、およびセルリーの花芽分化と品質の関係を明らかにすることにより静岡特産野菜の品質の向上を図しました。
1 葉ショウガ
 ・アンケート調査の結果、消費者は主茎の硬度が20N
  以下のあまり固くない葉ショウガを好むことが明ら
  かになりました。
 ・主茎の硬度は、栽培日数95日以下で20N以下に保た
  れます。
2 セルリー
 ・セルリーの2期作栽培では花芽が分化すると、硬く
  なったり、筋っぽくなって品質が低下します。
 ・栽培期間中にディバーナリを利用した管理をするこ
  とによって、花芽分化を抑制することが出来ます。
3 エシャレット
 ・エシャレットは従来、夏期貯蔵ではカビ等が発生し
  て長期貯蔵が出来ませんでした。
 ・メッシュコンテナを利用して、貯蔵方法を改善する
  ことにより、長期貯蔵が可能になりました。

イチゴ研究
「分化苗の早期定植によるイチゴ省力栽培体系の確立」
1 未分化苗の葉数・定植時期と生育収量との関係を明ら
  かにしました。
2 小苗の短期間育苗法育苗法を明らかにしました。
 

Messageメッセージ

 圃場では、毎日、新しい変化が起きています。新しい変化に気付く観察力と、変化に対応できる技術力を身に着けるよう、共に学びましょう。