Teacher教員紹介

講師 (Takeshi Hoshikawa) 短期大学部

  • 学位

    博士(農学)名古屋大学

  • 主な授業科目

    造林学、森林計画学、木材生産システム、演習林実習、生産マネジメント実習I

  • 所属学会

    日本森林学会、森林計画学会、日本リモートセンシング学会、日本写真測量学会

教育・研究活動

健全な森林を育てるためには、木のようすを観察して、いつ、どのような作業をするのかを決めます。木を伐り倒すときには、木の重心や枝張り、周囲の樹木や斜面の状況に合わせて倒し方を決めます。また、住宅や家具など木の使われ方を想像して、その木の個性にいちばん合った販売先を考えることも大切です。講義と実習を通して、このような観察眼を学んでいきます。

森林は広大です。人の目だけではわからないことは、技術の力を借りましょう。無人ヘリコプターとレーザースキャナを使って、森林のようすを詳しく調べることができます。私たちの研究グループは、スギやヒノキの林を調べ、そこから生産できる丸太の量を正確に予想する方法を明らかにしました。

海岸のマツが枯れている?これは、松枯れ(松くい虫)と呼ばれる全国的に発生している病気です。この病気にかかっている木を調べるのには、ドローンのカメラが最適です。私たちの研究グループは、民生用のドローンを使って、安価に感染木の調査をおこなう方法を開発しました。

Messageメッセージ

森林のしくみを科学的に理解し、先端技術でその姿を可視化することで、持続可能な林業に貢献できます。自然の声に耳を澄まし、科学と実務を結ぶ学びを、共に深めていきましょう。