学位
博士(農学)
主な授業科目
総合実習、圃場実習Ⅰ、圃場実習Ⅱ、生産マネジメント実習Ⅰ、生産マネジメント実習Ⅱ、企業実習、県外農林業事情、プロジェクト研究、
所属学会
園芸学会、日本食品科学工学会、American Society for Horticultural Science
樹が大きくなるには、幼い頃の育成がやっぱり大切!
樹が大きくなるには、幼い頃の育成がやっぱり大切!
果樹の育ち方にも個性があります。また、枝をどのように配置するかによって実の付き方が変わってきます。果樹類は樹を植えてから収穫できるまでの期間が長く、大人の樹になってたくさんの実をつけるには、子供のころの育成がとても重要です。私たちは、双幹形仕立て(2本の幹を優先的に育成する方法)やLED補光、精密な樹体管理技術を通して早期の成木化と安定した果実収量を確保するための研究を行っています。
ミカンが1個腐ると周りのミカンも本当に腐る?
果実は収穫して終わりではなく、消費者に渡るまでに多くの流通経路を経ます。またミカンやリンゴのように収穫果実の一部を何か月間も貯蔵することもあります。貯蔵や流通の過程では、果実腐敗や鮮度の劣化が問題となります。私たちは既存技術と合わせて光触媒やLED光を使った保存方法を検証し、技術の確立を進めています。
私たちは食べたものでできている。ものはどんどん入れ変わって・・
食物は私たちの体の一部となります。果実1個の中には、地球内で循環している水、無機成分、光合成で作られた成分等が含まれます。消費者に果実を食べてもらうことは、その場所で培ったエネルギーを人々へ提供することと同意と言えます。例えばカンキツ類には、フラボノイドやカロテノイドのような機能性成分があり、栽培方法と機能性成分含量との関係を探ることで、食と健康を考えた研究を行います。