学位
学士(農学)
主な授業科目
総合実習、圃場実習ⅠⅡ(花き)
私はこれまで静岡県職員として花きに関する研究、普及、教育業務に携わってきました。
研究ではバラの土層改良、宿根カスミソウ苗の安定生産、宿根カスミソウ切花の品質評価、トルコギキョウ等の開花調節に取り組みました。
普及指導員としては浜松のキク・ガーベラ等の切花産地の育成や生産振興、難防除病害虫対策に取り組みました。また全国で初めてバラで導入されたヒートポンプについて、現地での暖房経費削減効果や夏期の増収効果を明らかにして導入普及を図りました。
専門職大学の前身である農林大学校ではこれまで計3回9年間にわたり花き専攻学生を担当し、切花や鉢物の栽培指導を行ってきました。
現在は主に切花類の収量増加や育苗について取り組んでいます。
数多ある農産物の多くは食物として私たちに利用されますが、花きは心に栄養を与えてくれる農産物です。
これまで花づくりに携わってきた人たちが開花時期を調節する努力を重ねてくれたおかげで、また、より良い品種を生み出してくれたおかげで、今ではいつでも綺麗な花たちを楽しむことができるようになりました。
それぞれの花の生理生態を理解した上で実際に栽培し、開花調節方法や栽培管理方法を学ぶことで、あなたと花を愛する人たちの心を豊かにしましょう。